『現代東京奇譚』
『ひとり紅白歌合戦』をぶつ切りで楽しんでいる。
実は、ささやかな信条として、
一人で家にいる時、なるべくテレビをつけないようにしている。
これ以上、バカになっても困るから。
昔、「一億総白痴化」という言葉があったけれど、
一人でいる時間に
テレビを見ないまでも、
音楽を聞いたりラジオを聞いたりしている自分たちは
少なくとも、昔の人より孤独に弱いのかもしれない。
だから、やっぱりテレビをつけてしまう。
とはいえ、テレビはつまらない番組ばかり、
かといって、映画のDVDはじっくり観たい。
ラジオやCDは車の中で聞いているから
家の中でスイッチを入れるのがめんどくさい。
土曜の夜に、晩ご飯の後片付けをしながら、
ふと、『ひとり紅白歌合戦』DVDが
ビデオデッキに入れっぱなしになっているのを思い出した。
それで、続きを見ながら/聞きながら後片付けをしたら
非常に心地よい。
桑田佳祐の『ロビンソン』は
スピッツのとは違う趣だけど、
これはこれでいいなぁ、
など楽しみながら仕事ができる。
昨日の晩も、DVDの続きを流しながら片づけをしていて、
ふと画面を見たら、
舞台の奥のスクリーンに見たことがある月の映像が出た。
映画『闇の子どもたち』
あ、と思ったら、
映画の主題曲だった『現代東京奇譚』の演奏が始まった。
『ひとり紅白歌合戦』で
唯一、桑田佳祐本人の歌。
う~~ん。
桑田さんの歌う、昭和の曲もすごくいい。
しかし、本人の楽曲は、やはり全然違う。
手を止めて、聞き入ってしまった。
あげく、今日も一日、
頭の中で桑田さんの歌声が回っていた。
毎日、ちょっとずつのDVDというお楽しみは、
ささやかな幸せの発見。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント