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30周年

今年は、日本アラノンが創立されて

30年なのだそうだ。

今週末には、そのお祝いがある。

30年?

夫と私の結婚生活も、30年を迎えた。

我が家では、

結婚記念日には

ちょっとおいしいもの、

ま、たいがい、夫の好物のすき焼きになるけれど、

食べて、それだけ。

今年は、ふと、

いつもそんな風にやり過ごしてきて、

それでいいのか?

と、ちょっと自問した。

結婚30年といえば、

あれ?メリル・ストリープが

『Julie & Julia』撮っている時に、

結婚して30年とか言っていたぞ。

なぁんだ、結婚生活では、

メリルと2年しか違わないんだ、

と思うと、ちょっと自分がベテラン主婦になったような気分。

そうだ。

他人事であれば、

結婚30年てすごいことだと思う。

なのに、

自分のことだと、

また、いつもの結婚記念日みたいに、

すき焼き食べておしまいか?

いやいや、考えてみれば、

今までの結婚記念日だって、

なんとなく改まった雰囲気になるのが

夫も私も苦手で、

ちゃんと向き合って、

自分たちの生活を祝うことができなかったんだ。

まぁ、「これからもよろしく」くらいのことは

いちおう、私は言っていたけれど、

夫はそういうことは

やり過ごしちゃいたい、という感じで

いつも流されてしまっていた。

別に花束がほしいわけではないけれど、

それって、

ひょっとして、自分たちの結婚を大事にしていない、

と言うことになるんじゃないか?

でも、私は私で、

自分が改まって何かを言っても、

結局、夫に流されてしまうと、

自分が傷つく、という気持ちがある。

それで、

私も、自分たちの記念日を

ぞんざいに扱うようになっていた。

さて、それで、

今年はどうする?

まずは、ちょっと贅沢な牛肉をネットで注文。

それから、なぜかCDがあった

いきものがかりの『ありがとう』の歌を

何日か練習した。

歌詞は、CDについているものだと、

老眼世代には小さすぎてきついから、

A4にタイプして、プリントアウトした。

結婚記念日当日、すき焼きを食べる前に、

テレビをいったん消すように頼んで、

歌詞を夫に渡し、

CDのカラオケを流して、

ところどころ見事に音をはずしながら

『ありがとう』を歌った。

夫は、「『ゲゲゲ』の歌か。」と言いながら、

歌詞カードを見ながら

私の歌を聞いていた。

私が歌い終わると、

夫は拍手して、すぐテレビをつけた。

ばかばかしい、と言われるかも、

とも思ったし、

自分でもいい年をして、

と言う気持ちもあった。

でも、人生で一度くらい、

あなたとちゃんと人生を歩いていくつもりだ、

という表明をしてもいいか、

と思ったのだ。

そう、まだ、自分は夫と一緒の部屋にいることが

辛くはないのだ。

ちょっとつらく思う日も

かつてはあったようにも思うし、

自分が床に就くのが遅いのは、

自分の気持ちに無自覚で、

無意識のうちに

そういう気持ちが表れているのかもしれないけれど、

でも、今、自分の気持ちを確かめてみると、

とりあえず、敢えてこの関係をなくすつもりはないのだ。

で、あるなら、

そのことを表明しよう、

と思ったのだ。

そして、表明して、それを流されても、

自分は傷つかない、

とも思ったのだ。

ぐずぐず、なぁなぁで、

物事が自分にまぁまぁ都合よく流れてくれるのを幸いに、

けじめをつけたりすることを逃げてきた自分から、

少しは脱却できたんだろうか。

贅沢な牛肉は、やはり、おいしかった。

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