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なんとも不思議な生活

夕方、夫に「ちょっと病院行ってくる。」と言ったら、

「猫のか?」と聞かれた。

「ううん、今日は私の。

私もいちおう、生き物だから。」

と答えたら、ちょっとキョトンとして

「ああ、そうか。」

まぁ、ネコは二週間に一度くらいの割で

私は六週間に一度なんだから、

猫の病院と思われても無理はないけれど、

ネコは、この前の日曜日に行ったばかりだから、

しばらく大丈夫。

病院には、指定の時間ぎりぎりに入ったけれど、

先客がまだ終わってなくて、

ちょっとだけ待つ。

診察室に入ってイスに座ったら、

医者の机の上に

背は高いが、花は大きくない花が

花瓶に入れてあった。

医者との会話を妨げるほどの障害ではないけれど、

なんとなく、微妙に一線引いてある感じ。

あれ?今まで、こんなふうに

背の高い花を生けていたことあったっけな?

医者に、夫が精神科の受診を先延ばしにしたこと、

その結果、都合が合わなくて

私は同行しなかったこと、

でも、私自身、同行し続けて

いい結果につながるとは思えずにいること、

今の夫の通院は、

結局、根本的な治療には結びつくものではなく、

「精神科に通院している」ということで、

夫が自分の病と向き合わないでいることを

ごまかしているように思えること、

飲酒は止められずにいること、

その一方で、

本人なりに飲まないようにしようと努力していることも

見受けられること、

痛風で苦しんでいるのを見ると

ちょっと気の毒にも思うけれど、

飲み続けているのだから

自業自得だと思ってしまうこと、

自分については、

娘に関する行動が、親バカ通り越して

確かに正気じゃなかったこともあると気付いたこと、

などの話をした。

医者は、最後に、

「ほんとうに、何とも不思議な生活だわね。」

と、いったうえで、

「ご主人は、

自分がそう長くないと感じているのかもしれないわね。」

と言った。

そういえば、

去年の入院騒動の時、

入院することになった前の日に

ちょっと検査を受けに行った医者のところに

私一人で検査結果を聞きに行った時、

医者が、いろいろ数値を見て、

「多臓器不全だよ。」と言った。

「多臓器不全」て、死因みたいだな、

と思ったのだけれど、

今日、私の医者にその話をしたら、

「『死因』に使う言葉じゃない」と

呆れていた。

ふーん、夫は、生きる屍なのかな。

まぁ、なんにせよ、

「なんとも不思議な生活」の中で

私は生き延びるしかないんだろう。

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