無力
夫の痛風は、痛いところが移動するらしい。
先週は脚が痛かったが、
今週は腕が痛い、
という彼の話を聞きながら、
「だって、体に悪いことしているじゃない」
と、つい思ってしまう。
夫の話す声が擦れていると、
仕組みはわからないけれど、
飲む量が少なくて、声が擦れるんだ、
と思ってしまう。
彼が飲んでしまうことは、
私にはどうしようもないことだ、
ということは、
充分理解できているつもりだ。
でも、どうやら、まだ全面的には
そのことを受け入れられているわけではないらしい。
飲んでしまった夫の姿を見て、
まだ、「飲んでるお前は悪い」という気持ちが
湧いてこないわけではない私。
アルコールに対して無力、
夫も私も無力なら、
「弱いモン同士」という気持ちになるはずなのに、
「悪いのはあなただよ」という思いが
まだ、くすぶっている。
| 固定リンク
« 時給 | トップページ | 今年も半分おしまい »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント