手袋
清掃の仕事の時、
ビニールの手袋を使う。
使った後は、表も裏も
軽く洗剤で洗って、
タオルで水気をとり、
休憩室の洗濯物干しに
吊るして帰る。
次に仕事に来た時は、
その手袋を表に返す。
手を入れて指を引き出すけれど、
当然きっちり指の部分が出てくるわけではないから、
空気を吹き込んで
指を押し出す。
そんな簡単なことなのに、
私は自分が
ものすごく効率の悪いことをしていたことに、
ある日ふと気がついた。
私は、空気を入れて、
手袋をパンパンにしようとしていたのである。
しかし、別に、手袋を風船にしているわけではないのだから、
パンパンになるほど
空気を入れる必要はないのだ。
指先が、返る分だけの空気を入れれば
充分なのだった。
しかし、私は、
「空気を入れる」=「手袋・パンパン」と思いこんでいて、
せっせと空気を入れていたのだった。
なんて無駄な努力。
何たる思い込みによる
ちょっとしたエネルギーや時間の消耗。
自分では気づかずにいるけれど、
他にも何か、
必要以上にエネルギーを注いでいること、
まだあるのかもしれない。
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