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『ハート・ロッカー』

思いもかけず、今日の予定が消え、

おまけに1000円で映画が観られるので、

『ハート・ロッカー』を観てきた。

(土曜日のダウンから、復活が早すぎるか?)

イラクのバグダッドで

爆弾処理を行う男たちの話。

観ていて、もっと辛くなるかと思ったけれど、

それほどでもなかった。

私の感覚がマヒしているのかもしれない。

ただ、観ながら、

イラクの人たちは、

絵空事ではなく現実として

こういう空間に身を置いていて、

一方でスパイ映画ではなく、

ほんとうに爆弾を処理し続けている人たちがいるんだ、

と思ったからかもしれない。

ドキュメンタリーかとも思うような映画だ、

という評判を聞いていた。

確かに、オープニングの爆弾処理にまつわるシーンは、

誰が重要人物なのかもわからないし、

イラクっぽい景色が

自分たちの住んでいるところと

あまりに違うから、

ドキュメンタリーぽい雰囲気はする。

緊張が高まる場面でも

よけいな音楽も流れない。

けれども、すぐに、「映画」という感覚になった。

そばに座っていた2人連れのポップコーンの臭いや、

私には笑えない場面で笑っている雰囲気で

画面に集中できなかったせいか。

砂漠の中で、

襲撃してきた相手と撃ち合いになり、

その後、もう相手が攻撃してこないか

ずっと待っているシーンがあった。

炎天下、さえぎるものもないところで、

神経を張り詰めて

遠くの建物で人の動きがないか

じっとしている兵士たち。

そのとき、班長が部下にジュースを要求する。

その場面で、

私の隣、

三つくらい席を開けたところに座っていた若い男女の

女の子がクスリと笑ったりする。

砂漠の戦場にジュースというのが

おかしかいと思ったのだろうか?

おばさんは、

効率のいい水分と糖分の補給方法だと

納得したのだけれど。

最後の方で、

ジェームズがアメリカに帰って、

スーパーで買い物をしていて

シリアルを買うよう言われて、

シリアル売り場に行き、

その種類の多さに愕然とする場面が

おばさんにはおもしろかった。

選択肢が多すぎて戸惑う、

というのは、

若い人たちにはわからなかったようだが。

ドキュメンタリーであれば、

きっと、人はお金を払って

ポップコーン食べながら観ようとはしないに違いない。

映画だからこそ、観る。

映画だからこそ、

緊迫感あふれるシーンを

ポップコーンの臭いの中で

天下泰平に椅子に座って観ている。

なんだか、ちょっと不思議な気がした。

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骨太な作品で、センチメンタルな表現は一切ない。今まであまり知られていなかった爆発物処理班の仕事において、彼らがいかに危険で過酷な状況の中、使命感を持って仕事を遂行しているかを知ることができる。... [続きを読む]

受信: 2010年4月23日 (金) 19時13分

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