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『ゆれる』

微妙に暇なので、

ずっと前に届いていたDVDをやっと見る。

『ゆれる』

評判通り、いい映画だった。

渓谷のつり橋で

幼馴染の女性が転落して

兄が殺人罪に問われ、

目撃者(?)の弟が

証言台に上がることになるのだけれど・・

実は、観る前は

もう少しおどろおどろしいものかと思っていた。

だが、ストーリー的にはしんどいものなのに

観た後の気分が、

なんだか、さらさらとした感じがするのは、

事件の起きた渓谷のイメージのせいだろうか?

オダギリジョーと香川照之という組み合わせだから、

おどろおどろしくしたら

とてつもなくおどろおどろしてしまうのでは、

と思うのだけれど。

とはいっても、

オダギリジョーをちゃんと見るのは

『仮面ライダークウガ』の五代雄介以来。

だから、「おどろおどろしそう」というのは、

見た目の印象に過ぎないな。

香川照之は、

おとなしい好人物と思われていた人間の複雑さを

実に微妙に演じていて、すごい。

好人物だと思われているけど、

実は・・

というような場合、

好人物の顔とそうでないときの顔の差が

おもしろいこともあるけれど、

この映画の場合、その差が小さいのが

逆に兄の抱えていた重たさを表しているような気がする。

今、テレビで観る香川照之が

岩崎弥太郎や正岡子規のような

上昇志向のある人たちなので、

そうした人たちと

そうでないこのお兄さんの対比も面白い。

真木よう子も、

『SP』での凄みのある笹本絵里とは全然違う。

兄弟の母親の形見の8ミリフィルムが

何か意味があるのだうろ、

と思ったら、

やっぱりそうだったけど

そういうお約束の展開が

きわどい話ながら、

しんどい思いをせずに観させてくれたのかも。

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