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仕事

『The Hours (めぐりあう時間たち)』の一場面に、

メリル演じるクラリッサが

リチャードを再び失うのではないかという不安で

キッチンの隅に崩れ落ちるシーンがある。

監督と原作者のコメンタリー版では

メリルの演技を絶賛しているのに対し、

女優陣の解説版でのメリルは

さすがに「会心の演技ができました」

とは言っていない。

同じシーンをいろいろな撮り方で

何回も撮ってたいへんだったらしく、

「9時間も泣いているから、ひどい顔。」

などと言っていて、

うまくいってよかった、

という感じではない。

「仕事だから仕方ないけど。」

へぇ。

メリル・ストリープでも、

撮影がきつくてたいへんで、

でも仕事だから仕方ない、

と思うことがあるんだ。

じゃ、凡人の私が、

仕事のことで

気分が浮き沈みするのも

当然と言えば、当然か。

メリルの演技を

「うまさを鼻にかけている」と評す人たちからすると、

「9時間も泣いているから」という言葉も

「私は9時間だって、泣く演技が続けられる」と言っている、

と受け取れるかもしれない。

でも、それってやっぱり凄い。

私は、自分のことでだって、

9時間も泣けないもの。

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