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さよなら、サンタさん

アルコール依存症家族の勉強会の帰り道、

遠回りして、

久しぶりに、この辺で一番大きいホームセンターに寄り道した。

冷凍庫を処分して

台所にスペースができたので、

精米機を置く棚を探しに行ったのだ。

そういえば、今日は、クリスマスイブ。

昔は、サンタ母さん、がんばって

あれこれ見つくろいに

このホームセンターまで足を運んだっけ。

以前の我が家は、

娘だけでなく、

全員がサンタさんからプレゼントをもらえることになっていた。

もしくは、「もらえることにしていた」。

といっても、

もちろん、家人は、そういうお遊び心の全くない人だから、

結局は、母さんサンタが、

自分の分やネコの分まで、

家人の母が一緒に住んでいた時は、

おばあちゃんの分まで入手して

当日まで隠しておき、

夜中に配達していたわけである。

頑張って、ご馳走も準備したりしたけれど、

この時期、娘は体調を崩しやすく、

クリスマスに準備した夕食は

食べきれなかったり、

もどしてしまったりした。

今日、ホームセンターの駐車場を歩きながら、

なんで、私、あんなにムキになったんだろう、

と思った。

確かに、日本人がクリスマスで盛り上がる必要はないけれど、

でも、まだサンタを信じていた娘のために

家人が何かしてくれることはなかったのに、

なんで、私、頑張ったんだろう。

家人がサンタを引き受けてくれないのなら、

私がサンタをするしかない、

と思っていた。

娘が調子が悪くなったって、

家人は酒を飲んでいたのに

なんで、司馬遼太郎の本なんか

プレゼントしてたんだろう。

ふと、自分の子どものころのクリスマスは楽しかったのか、

思い起こしてみる。

プレゼントに本がもらえるのは、

うれしかった。

でも、私のうちのクリスマスは、

今にして思えば、ただ形だけだったのかもしれない。

クリスマスという名目で一家団欒していたにしては

思い出しても、なぜか、温かい気持ちになれない。

つまり、私の人生を通して

ずぅっと流れている感じの

微妙なさびしさが

ここでもしっかり背景にある。

どうも、自分は、

暖かい一家団欒のクリスマス、

というものにあこがれ、

というか、

自分はそういうクリスマスにしなくてはいけない、

と思っていて、

いろいろムキになってた気もする。

そして、娘は、私の無意味な頑張りというか、

「一家団欒」を押しつけてくるのに対して

NOと言えなくて、

体調を崩してしまったのかもしれない。

(今年も調子崩したというから、

 この時期が苦手なのかもしれないけど)

そういえば、もう一人(?)、

お母さんサンタの贈り物を素直に受け取らない輩がいた。

ネコである。

ちょっと奮発したトンネルなんかちっとも遊んでくれなかった。

猫じゃらしやネズミのおもちゃもいろいろ好みがうるさくて、

ネコ缶が一番確実なプレゼントだったなぁ。

ネコから見ても、

母さんサンタは気張りすぎだったんだろうか。

娘がこの時期、家にいなくなってから

我が家にサンタさんは来なくなった。

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