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晩秋の夕暮れ

昨日は木枯らし1号が吹いたとか。

土曜日に、娘からのSOSで

親ばか出動したのはいいが、

いくら運転しやすくても慣れない車で

土曜、日曜と夜の高速ドライブをしたのは

けっこう堪えた。

それで、

昨日は布団や洗濯物干しでベランダに出た以外は

家の外に出ず、ちょっと引籠り。

おやつにこの前知り合いにもらったメキシコ土産の

ヤギの乳で作ってある甘~いヌガーを食べてから、

寝室の隅で衣類が堆積してきているのを

だらだら片づけ始めた。

ふと窓の外を見て、

暮れていく空に目が釘付けになった。

部屋の明かりを消して、

しばらく窓の外を見ていた。

西の空、地面に近い方は明るく、

私の家の上あたりは暗く、一番星が見え、

その対照が美しかった。

しばらく見ていると、

時間の経過とともに空全体が暗くなっていく、

というより、

西の空はさらに明るく、

そして、こちらの空はどんどん暗くなっていくようだった。

風が、街路樹の枝先を揺らしていた。

こんな夕暮れ、

今までの自分だったら、

すっかり気分が滅入ってしまったと思うのに、

昨日はそうでもなかった。

飽きることなく、空を見ていた。

自分は、少しはよくなっているのかもしれない。

家人が飲んでいても飲んでいなくても、

自分は今、夕暮れをじっくりと眺めていられる。

そして、突然、父のことを考えた。

4年前、自ら死を選んだ父。

人生を追いつめられて、終わりにしてしまった。

老いる、ということが難しいのか。

それとも、子どものころから抱えていたらしい心の傷が

最後まで父を苦しめていたのか。

多くを語らず、ふいにいなくなってしまった。

そんなにも苦しかったのか、

と思ったら、父がかわいそうな気がした。

だからといって、赦したわけではない。

でも、ほんとうにかわいそうだと思った。

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コメント

最近こちらにお邪魔するようになって、
いろいろ共感することがあると思ったんですけど。
私も小さい時に父を亡くしました。
お酒が原因ですが、父は自分が死ぬことをわかっていて
ある日私にそう告げました。
亡くなる1年前くらいだと思います。
亡くなったのは夕方でその病室はオレンジ色に染まっていました。以来、父の歳を越えてしまった今でも夕暮れが苦手です。
いつも気分が滅入ってしまいます。

先々週、知り合いの女性が、お父様と同じ理由で亡くなりました。私は彼女の9歳の一人娘を日曜学校で担当してました。
その女の子のこれからの人生を思うと、どんな気持ちでお母さんの死と関わって行くのだろうかと、ずっと考えていた所でした。
可愛がっていた愛娘を置いて逝かなければならなかったほど、追いつめられていたのかと関わったすべての人を気の毒に思いました。

なんだかダラダラと長くなってしまってすみません。
せめてお父様が今、やすらかなところにいることを願っています。

投稿: 和 | 2009年11月 5日 (木) 07時06分

和さん 理不尽な悲しみを抱えて生きてこられたのですね。
もし、時をさかのぼることができるのなら、幼い和さんを抱きしめたい気がします。
見知らぬオバさんに抱きしめられても、和さん/和ちゃんも迷惑でしょうけれど。

投稿: kurulimpa | 2009年11月 5日 (木) 22時44分

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