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マスク

インフルエンザがどうなるかわからないので、

世の中で手に入るときに買っておこうと、

使い捨てマスクを生協で購入した。

でも、食材などとは一緒ではなく、

宅配便で届いた。

間の悪いことに、

私の留守中に届いて、

家人が受け取った。

家人は、近頃、時間があるせいか、

以前はそんなこともなかったのに、

届いたものに、それなりに注意を払う。

今回も、シールに書いてある「マスク」という文字を

ちゃんとと確認したらしく、

私が帰宅すると

「マスクを注文したのか」と聞くので

「うん」と返事して、

その会話はすぐに終わった。

それから、3時間ほどして、

家人が「今日は非常にうれしかった」と嫌味な話し方を始めた。

用心しながら、「何が?」と聞くと、

「マスク」と言う。

家人いわく、以前世の中でマスクが不足した時に

とても苦労して手に入れたマスクがまだ家にあるのに、

なぜ新しく買ったのか、というのである。

そういえば、忘れていたけど、

家人の部屋に箱に入れたままのマスクがある。

使い捨てだけれど、

ちょっと大仰な感じがするマスク。

そのマスクの存在を忘れていたのは

確かに私も悪かったと思う。

しかし、マスクなんて腐るわけじゃなし、

多めにストックがあったって

いいじゃないか、と思うのに。

それに、流行っているとはいえ、

まだマスクしている人の方が少ないようなときに

ちょっとひとごみ、といったところに行くには、

家人が準備してくれたマスクは

烏天狗みたいになるので、

やや恥ずかしかったりもするのだ。

しかし、一番まずかったのは、

私が、売り言葉に買い言葉、

になってしまい、

家人の飲酒についてプッツンしてしまったこと。

私が仕事で出かけていた先で病気が発生して、

家人が心配して、

苦労して性能のいいマスクを手に入れてやったのに、

使いもしないで別のマスクを買うなんて

どういうことだ、

と怒っている家人を見て、

ああ、こいつはまた、これを理由に酒を飲むのか、

と思ったら、

無性に腹が立った。

何が、偉そうに、

自分だけが人の心配をしているようなこと言って、

自分は、毎日、酒を飲み続けて、

家族や周りの人たちを心配させているのではないか。

あんたの心配に比べたら、

私たちの心配は取るに足らないことだとでも言うのか。

家人の前で悔しくて泣いてしまった。

本には書いてある。

「アルコール依存症の人に、

 酒を飲まないように言うのは無駄だし、

 逆に飲む口実を与えることになる。」

うわぁ、でも、言いたくなることもあるんです。

今の私には、家族の飲酒をすっかりスルーすることは

無理です。

それから、本にはこんなことも書いてある。

「アルコール依存症患者に同情しましょう。」

ふーん、アルコール依存症患者って、

同情されてうれしいんでしょうか?

同情するなら、酒をくれ!

って言うんじゃないないですか?

私なりに、自分自身と向かい合って、

とにかく、私自身が平安に過ごせるよう

努力しているつもりだけれど、

でも、まだ、できない。

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