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『Out of Africa』

返却期限がないのをいいことに、

ずっと手元にあったDVDのもう一枚、

『Out of Africa』を観る。

邦題『愛と哀しみの果て』

デンマーク女性のアフリカでの波乱万丈の日々を

描いていて、

「愛」あり「哀しみ」ありだから、

それなりに練れた題なのだろう、

とも思うけれど、

「out of」というと、出発点を表している気もするから、

なんだか、ものの見方が反対のような気もする。

さて、波乱万丈の中身については、

いろいろな解説を読んでいたし、

ライオンに鞭をふるうシーンについては

メリル・ストリープがいまだに

「ライオンがだれて迫力のあるシーンが撮れずにいたところ、

ある日、突然ライオンを放して撮影して怖かった」

という話をしているのをネットで見ていたし、

メリル・ストリープファンの作った映像で、

ロマンチックな場面は

概ね見ていたから、

話の展開を楽しみながら観る、

という感じではなかった。

ただ、

夫のブロアが狩りに出かけてしまった留守中に

夫の友人であるコリーとデニスが訪ねてきて、

ヒロインのカレンに

「歌を歌うか」とか「話はうまいか」と聞くところが

とても面白かった。

カレンは、歌は歌わないけれど、

話には自信がある、

と答える。

「話がうまい」ってなんだろうって思っていたら、

要するに、即興で話を作っていく、というもの。

カレンは、デニスがその場で考えた物語の発端を受けて

話を作り上げていき、

客人二人はそれを堪能する。

そして、男2人は、歌を歌う。

DVDのおまけの裏話の監督の解説によれば、

テレビはもちろん、ラジオもまだなかった時代、

「会話」が大切な娯楽だった、らしい。

語り継がれてきた昔話ではなく、

その場で話を作っていく、

というのが、すごい。

まさに、ストーリーテリング、

シェヘラザードの世界。

非常に知的な遊びだなぁ。

ん~、一人でDVD観ているなんて、

全然知的じゃないなぁ。

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