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クマのプーさん

いつの間にか、

「クマのプーさん」はディズニーのキャラクターに

なってしまった。

どうして、イギリスの児童文学の挿絵が

ディズニーに横取りされてしまったのか、

悲しい限りである。

実は、長いこと、私は、

あまりプーさんの絵が好きではなかった。

しかし、

ディズニーのキャラクターにされてしまったプーさんを見たら、

「違う、これは『プーさん』じゃない!」

と、猛烈に腹が立った。

私にとって「プーさん」は

やはりE・H・シェパードのペン画の絵でしか

認められない。

先日、図書館で

『クマのプーさんスケッチブック』という本を見つけ

借りてきた。

シェパードの鉛筆でのスケッチと

最終的なペン画を

対比して楽しむことができる。

なんて、温かい絵。

なのに、どうして私は

プーさんの絵が好きじゃなかったんだろう。

というか、

実は、プーさんの話もあまり好きじゃなかった。

ひとつには、昔プーさんを読んだ時には、

イギリスの子どもと

日本の子どもの生活の違いが

わかっていなくて

文化的なずれがあったことがあるのかも。

でも、名作というものは、

そういう文化の差異を超えて

子どもの心に響くものがあるはずだろう、

とも思う。

それで、気がついた。

クリストファー・ロビンソンは

子どもとして

何も脅かされずにいたのに対し、

自分には、

そういう手放しで子どもとして暮らせる、

ということが

わからなかったから、だろう、と。

昔、苦手だったもの、

そういえば、

いわさきちひろの

子どもの絵も苦手だった。

今の自分から見れば、

子どもの表情をうまくとらえているなぁ、

と思うのだけれど、

その「子ども」というのが、

子どもの私にはわからない存在だったようだ。

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