« 今日の図工 | トップページ | 「痛い」って言う »

『やめたくてもやめられない 依存症の時代』

この前、久しぶりに図書館に行ったとき、

タイトルの一部、『やめたくてもやめられない』

という文字が見え、思わず手に取った。

いつぞやの家人の言葉を思い出したのだ。

「(飲酒を)やめたいけれど、

やめられなんいだ。」

よくよくみると、「依存症の時代」という言葉がついていて、

内容も薬物依存のものだった。

しかし、依存は依存だから、と思って借りてきた。

今日、『愛しすぎる女たち』を読破した勢いで、

こちらも読む。

こちらは、新書で字もあまり詰まっていないし、

いわゆる、いまどきの新書なので

するすると読めてしまった。

医者が安全と思って処方している薬が

患者の依存状態を作り出しうる、

という内容。

私が飲んでいる、ルボックスも要注意のよう。

しかし、そうした情報より、

私に残ったのは、

今の時代は「あきらめる」ということが難しくなっている時代だ、

という指摘。

ふと、父が見せてくれた、擦り減ったクラッチ板を思い出す。

父は、ただ、「クラッチ板がこんなに擦り減った」ということを

見せたかっただけなんだと思う。

だが、私からすれば、

きちんと整備に出していた車のクラッチ板が

擦り減ってしまうなんて、どれだけ半クラしているのか、

と、ギョッとした。

その時、父は80歳を超えていたから、

ほんとうは、もう車の運転はやめてほしかったのだ。

父は、その次の免許更新のときにやめる、

など言って、まだ運転する気があったのだ。

実際には、その年に亡くなったので、

クラッチ板ご披露後には運転はしていなかったようだが、

自分だったら、いつ運転はもうやめよう、と思いきれるのか、

と考えさせられた。

母も、もともと年より若く見えるタイプなのだが、

白髪を染め続けている。

それはまるで、

自分の「老い」を受け入れるのを

拒否し続けているようでもある。

私は?

自分の「老い」とちゃんと向かい合える?

またしても考えさせられる。

「夢は思い続けていればかなう」というメッセージがある。

それは、言いかえれば、

「あなたの夢がかなわないのは、

 あなたが思い続けなかったからだ」

ということになる。

でも、どんなに思い続けたって、

こちらの思いでは

アル症は改心しない。

|

« 今日の図工 | トップページ | 「痛い」って言う »

アル中」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

老い」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533907/45267788

この記事へのトラックバック一覧です: 『やめたくてもやめられない 依存症の時代』:

« 今日の図工 | トップページ | 「痛い」って言う »