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家族

正月以来、ほぼ4か月ぶりに娘が帰省している。

私が10分ほど家を空けた間に

家人が、アルコール依存症のの離脱症状で

道路に転倒して入院となった時も、

諸般の事情で帰ってこられなかった。

MSNのメッセンジャーや

携帯電話でそれなりに話はしていたが、

本人に直接会うのは久しぶり。

やはりうれしかった。

帰宅した日は、

彼女のご要望通り、

迎えに出た足で焼肉屋に向った。

ところが、家人、

いったん帰宅したかったらしく、

家への曲がり角を通過して

焼肉屋に直行しようとしたら、

途端に不機嫌に。

娘も気が付いていたようだが、

迎えに出た時に

アルコールのにおいがしていたから、

アルコールが切れてきていたのかもしれない。

しかし、私も空腹だったから、

当然車は焼肉屋に向かう。

以前の娘だったら、

家人の態度に

かなり傷ついてそれを露わにし、

私もそれを収拾しようとしていらいらしてしまうところだ。

しかし、娘は、

明るく、焼肉屋に行くのを楽しみにする発言をしている。

私も、

家人の態度に胃が痛くなりかけている自分に

嫌気がさしながらも

娘の様子に助けられ、

とりあえず、陽気にふるまう。

とはいえ、

なんだか微妙な緊張感が車中に漂う。

焼肉屋に着いても、

家人はむすっとしている。

やっとテーブルについて、

注文の段になり、

家人が「ビール」と言ったのを、

娘がすかさず、

「あ、ビールはなしです。」と注文却下。

家人の顔に怒りが表れるものの、

何も言わない。

私が「ウーロン茶でいい?」と聞くと、

「飲み物はいらない。」との返事。

家人がトイレに立つと、娘は

「頭に来るなぁ、あの態度。

 でも、私ものすごく疲れているし、

 おなかもすいているから、

 あの態度、無視するからね。」

そうだ、せっかく焼肉食べに来たんだから、

焼肉楽しもう!

それにしても、君は大人になったね。

結局焼肉を食べる間、

家人は少しも話をしなかった。

食事が終ると、

家人はさっさと外に出て

私が支払いが終わるのを待っていた。

そこで、また、娘が

「私がいるから、あれでも、せいいっぱい、

 頑張っているってこと?」

と聞いた。

そう。

君がいるから、

あれでも本人的には頑張ったのだよ。

たぶんね。

君がいなければ、

ビールを却下した段階で

「帰る」と席を立ったことだろう。

娘がいると、それだけで元気がわいてくる。

家人の強烈不機嫌オーラにあっても、

それを跳ね返して

笑いながら話をする相手がいる。

適応障害を乗り越え、

いろいろな経験を積んで、

彼女は家人の不機嫌に

振り回されなくなったようだ。

今日、娘と買い物に出かけ、

そのあとデートに向かう彼女の後姿を見送ったとき、

私と娘との関係は

確かに次のステージに移ったと実感した。

落ち込んだときには、

私の声が聞きたいと電話してくることもあるし、

考え方が甘いなぁと思うこともあるけれど、

彼女は20代前半のひとりの女性として

自分の人生を生きている。

アカの他人だったら、

なかなか素敵な娘さんだ、

と思うかも、

と考えるのは、やはり親バカか。

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