« 心の体力 | トップページ | Manhattan »

作戦会議

家人の精神科には、私も一緒に行く。

入院中に、一緒に来るよう医者に言われたので、

家人も「お目付」がいて不満なようだが、

とりあえず一緒に行く。

しかし、実のところ、

そのとき、私は

何をどこまで話していいのか

わからなくなってしまう。

つまり、毎日歩いてはいますが、

帰ってきてから自室にこもっているので

そのときに飲んでいるんだと思います、

とか、

薬のせいか、

あるいは脳が委縮しているせいか、

物事の判断にものすごく時間がかかることがあり、

車の運転はやめさせたいんですが、

とか。

アルコール依存症の家族は、

患者が飲んでも飲まなくても

それに振り回されてはいけないって

本には書いてありますが、

そうは言っても、

本人の様子から飲んだらしいとわかると

非常に嫌な心持です、

とか、本人を前にして

担当の医者に言ったりしたら、

やはりおへそを曲げてしまうのではないか、

など思ってしまうのだ。

というわけで、

昨日は、作戦会議。

私の医者が言うには、

アルコールのせいで肝臓に影響があり、

脳にはかなり大きなダメージを受けているのは事実で、

本人もそのことを受け入れてはいないが

情報としては知っている。

だから、

脳や肝臓の状態のためには、

少量だって酒は飲まないほうがいいのですね、

と聞いてもいいのではないか、

と、「私は思いますよ」とのこと。

もちろん、そのことで、

家人の機嫌が悪くなるかもしれないが、

しかし、それはきちんと確認しないといけない、

と言う。

癌患者が、

「癌じゃありません」と言ってくれる医者を求めて

あちこちの病院を渡り歩くのと同じで、

否認の病気の患者は、

少しでも自分が安心する話に飛びつくし、

自分のいいように解釈するから、

医者からきちんと宣告してもらうことが必要だという。

それから、やはり、

家族のグループの勉強会に参加してみるよう言われた。

隣の市で、月に一度、

専門家も交えての会合があるのは知っていた。

しかし、

本人が断酒会には全然いく気がないのと同様に、

私も、なんだか二の足、三の足を踏んでいた。

「行けばすぐに解決するものでもないでしょう。

 でも、そこへ行くことで、

 解決までの時間が短くなるかもしれない。

 時間は同じくらいかかっても、

 あなたの気持がきっと楽になると思う。」

はい、わかりました、

と診察室を出て、

待合室に貼ってある

「アルコール依存症家族の勉強会」のお知らせを見たら、

今月の会合は、もう終わっていた。

次回は5月28日。

とりあえず、電話してみるか。

|

« 心の体力 | トップページ | Manhattan »

アル中」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533907/44773868

この記事へのトラックバック一覧です: 作戦会議:

« 心の体力 | トップページ | Manhattan »