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The Deer Hunter

しんどいかなぁ、と思いつつ、観ました、『ディアハンター』。

ロシアンルーレットのシーンは、

映画館で見たらかなり辛かっただろうと思うけど、

家の中なので、適当にむごさを薄めながら観た。

なんとなくしちめんどくさい話なのかと思っていたけど、

ベトナム戦争時代の、

いわゆる、青春群像、みたいなものなんだ、

と言うのが正直な感想。

ベトナム戦争を知らない世代の

ベトナム人に会ったことがあるからか、

ロバート・デ・ニーロも

メリル・ストリープも年取っている姿を見ているからか、

そういう時代もあったということか、

という気分で観てしまった。

ただ、実のところ、

舞台の一つ、ペンシルベニアのクレアトン、

という土地に対して、

なんのイメージも持てないので、

この映画を見る上で、

何か大事な要素がわからずにいるのでは、

という気もする。

たとえば、『おくりびと』の舞台は山形、

実のところ、山形には行ったことがないのだけれど、

それでも東京とは違う時間が流れ、

寒いところ、というイメージがあって、

それが画面の風景でより深められる気がする。

でも、クレアトンのことは何も知らない。

ペンシルベニアって名前は知っているけど、

どんなところかわからない。

観ていれば、登場人物たちが

製鉄工場で働いているから、

工業の街なんだろうとか思うし、

「鹿狩りに行こう」って、気軽に鹿狩りに行けるんだから、

ある意味田舎なんだと思うし、

教会の形やダンスから、

彼らがロシア系の人たちだ、

ということもわかるけれど、

じゃあ、アメリカ社会で、

ベトナム戦争の時代に、

ロシア系の人たちがどう考えられていたか、

とか全然わからない。

ロシア系の人たちにロシアンルーレット、

というのは、

なにかつながりがあるのだろうか?

もちろん、そうしたバックグラウンドを抜いても

一つの時代の孤独を抱えて生きている若者たち、

を描いている映画として

見ごたえはあった。

でも、

アメリカ人だったら当然感じただろうことについても、

わかることができればいいのに、と思った。

メリル・ストリープは、はかなそうだけど

芯が強くて、きれい。

そして、若いころの彼女の顔を見るたびに思うのだけれど、

皺がふえた彼女の顔は

なお素敵。

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